私が顔を出している施設にとても素晴らしい98歳のご婦人がいらっしゃいます。
なぜそんなに元気なのか、いつも聞いてみてしまう。
答えはいつも一緒。
朝ごはん。
そして私が感じるその方の生き方、考え方。
98歳のその女性のご主人も90代後半。
元気元気。
兄弟姉妹もみんな元気。
もちろんみな90代後半です。
広告
98歳高齢者女性の長生きのひとつは朝ごはん!
98歳、歩くときは補助の道具を使いますが、基本それだけで人の手を借りません。
ま~ずます、元気。
薬は何も飲んでいません。
今まで風邪ひいた記憶はないとのこと。
なんでそんなに元気なのですか?
何を食べているのですか?
朝のご飯は何食べているのですか?
と聞くと、朝ご飯は「ご飯とおみおつけ」
味噌汁ですね。
猫まんまじゃん?
と思いましたが、白いごはんに毎日お味噌汁1杯だけ。
おかずなし。
同居しているお嫁さんが作ってくれるといいます。
以前にもブログに書いたこの女性の記事です。
私はお味噌汁だけでご飯はすすまない。
鮭、ベーコン、卵はないかいな?
せめて梅干し一個でも。
だが、98歳のご婦人は同居するみんなが朝はごはんと味噌汁だけだといいます。
20代の孫だけは時間帯も違うので、ほかにも食べているとは思いますが。
毎日の味噌汁。
乳酸菌、発酵食品のお味噌。
元気が出るための炭水化物のご飯。
これで長寿になれるなら良いよね!
98歳何がどうして元気なの?
お顔はしわしわな98歳のご婦人。
でも手は大きくてしっかりしてしわがあまりない。
力強い手。
これはまだまだ人生行ける手であるなと私は思いました。
弱弱しいい手ではない。
手で寿命を図れるということは一概には言えませんが、エネルギーが手にみなぎっているのです。
頭はというと、多少忘れっぽさがあるにしろ、認知は全くなし。
元気ですよね、とても100歳近いなんて思えません。
薬も飲んでいないなんて、私は昨年から高血圧の薬を飲みだしましたし、時々喘息になるし、メンタル弱いし。
なぜそんなに元気かというと?
その女性は自分の頭を指さし、「ここが何も考えていないから、バカなんですよ!」
「何も考えない。頭弱いんですよ!」
というのです。
98歳の人がそんなことをいうか?
不安感は何もないし、生まれてから何も困ったことは起こらなかったといいます。
逆に困ったことが起こるってどんなことだろうと不思議がります。
人生は修行だとか、苦難があって人間は成長するなんて言ってますが、そんなの関係なし。
仕事や人間関係、今まで生きてきた中で人間関係のようなことで苦労したことはないし、家族は優しい。
これか?
家族に恵まれているからというのも長生きの秘訣。
無言の安心感の中で日々生きているということが長寿につながっているのかもしれない。
何も不安もないけど、もう100歳になるので、そろそろかなとは思ってるとニコニコしながら話してくれます。
きっとその方は不安もなく、自然に苦しむでもなく眠るようにその時は旅立つのだろうなと思います。
こんな人生、いいなと思います。
刺激はないかもしれないけど、自然に生きていく、これは最高の幸せ。
生きている間は何の心配もなく自然体で生きていく。
考えてみたら、生きていくのに、なんでこんなに苦労があるのか不安があるのかと思ってしまいます。
後になれば、または人から見たら大したことはないかもしれないけど、やっぱり自分は不安。
そんな不安がない毎日を過ごしているからこそ98歳の女性は病気もなく、長寿なのかなと思いました。
この可愛いいおばぁちゃんならご飯を作って洗濯をしてあげてさえいれば何の介護もしなくても周りは苦労がない。
98歳にして介護不要という感じです。
時々行くディサービスと自宅での生活。
これって最高です。
広告