人間の老老介護ならぬ、犬猫などの老老介護の問題が浮上してきてます。
私の近所の人も愛犬を看取ってあげてからじゃないとあの世へ行けないと頑張ってた一人暮らしの大正生まれのおばぁさん。
子供たち二人亡くし、夫を亡くし、天涯孤独になったおばぁさんを癒すのは愛犬だけ。
杖をついて散歩させてました。
可愛がってた愛犬は13歳で天国へ。
ペットロスよりも、自分で看取れたことが幸せだったと話してました。
ホッとしたわと、本音が出ました。
もしも高齢者がペットを飼えなくなったら悲惨な現実が待っているのを知ってますか?
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老老介護で犬猫を飼うことの厳しい現実とは?
飼い主が若ければ、まだ良いのです。
飼い主さんが高齢になった場合、困ることがいくつかあります。
それは飼い主さんが病気になった時の、犬や猫のお世話。
自分が介護してもらう立場になった場合、ペットたちはどうなるかという問題が出てきます。
老老介護でもしも何かしら愛犬や愛猫を飼うことが出来なくなったら、動物管理センターに後はよろしく頼みますと泣く泣く引き取ってもらうことになります。
知り合いで近所の高齢のおじぃさんの飼っていた犬を引き継いで飼うというラッキーなペットちゃんも中にはいます。
そんな引き継ぐ飼い主が現れなかったら?
動物管理センターに連れていくしかない!
保護犬として、預かってくれる場所が見つかれば良いですが。
中々そうもいきません。
もしも、動物管理センターに連れてったら・・・
今ま家では可愛がっていたペットたちも殺処分をされる悲惨な結果が待ってます。
そうならにように、もしものことを考え、引き続きペットを飼ってもらえる人を探しておくと安心ですね。
老老介護で犬猫を飼うには年金でまかなえるか?
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飼い主さんが70歳を超えれば、体も衰えていきます。
おそらく70歳過ぎて働いている人は少ないでしょう。
そうなると、年金のみで生活をしている人も多くなります。
人ぞれぞれ年金額は違いますが、特に犬はお金がかかります。
老犬になるほどお金がかかります。
年金で人間が食べていくのがやっとなのに、犬に月々数万円かかるとなったら、飼い主さんは食べていくことが出来なくなることがあります。
病気をしたペットだと、1回の動物病院代が万単位かかることもざらです。
老後のために用意しておいた貯金も減り、これ以上ペットを飼い続けるのが不可能になった場合も動物管理センターに持ち込む高齢者もいるようです。
今まで可愛がってきて、この場所に連れて来たら、殺処分されるだろうと想像しても仕方がないとあきらめて置いて去っていくお年寄りたち。
飼い主さんは何歳だったらペットを飼えるか?
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私の犬の散歩で知りあった人は、愛犬を亡くし間髪入れずに次の犬を飼いました。
60代半ばで既婚者です。
ブリーダーさんが60代ならまだ新しく犬や猫を飼えますよ!
と言ったそうです。
もしそれが、ひとり暮らしならまた話は違ったかも知れませんね。
長生きをする犬猫たち。
病気をして、お金がかかる犬猫たち。
今から飼ってもお金が間に合うか?
自分の年齢とペットの寿命を計算したら、看取れる年齢かを真っ先に計算しないと、悲惨なペットの行く末が待ってます。
人間がペットを先に看取ってあげないとダメなんです。
60代で新しく犬や猫などを飼うというのは、ギリギリの線かもしれませんね。
別の60代夫婦でワンちゃんを亡くした方たちは、もう飼えないと言ってました。
今からまた犬を飼ったら、未亡犬になっちゃうよ!
ですって。
寂しくてペットロスだという奥さんでしたが、なるほどです。
本当にそうなったら、可愛そうですよね。