ご近所に犬の散歩の時、立ち話を時々するご婦人がいました。
私の愛犬はもういませんが、よく散歩でお話をしていた方です。
そのご婦人は、今91歳。
そして、5年前から一人暮らし。
犬を飼って、毎日散歩してました。
結婚しなかったその女性は、一人暮らし。
そんな天涯孤独と言うべき環境の場合、病気で入院したらペットはどうなる?
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天涯孤独、困ることは色々ある!何事も準備が必要!
その女性には元気な愛犬がいました。
元気に走り回っていたワンちゃん。
うちのワンコともスリスリしてました。
ある時から姿が見えません。
噂だと入院したとか。
天涯孤独とも言えるその女性、そんな人が準備しておかなくてはならないのは、まずはペットを飼っている場合。
その女性は「私にもしものことがあったら、面倒をみて!」
と、同じマンションの知り合いに頼んでました。
80代後半からいろんな病気にかかり、入退院を繰り返しているような状態だと、ペットのことも考えなくてはならないですよね。
同じマンションで何かあったら頼める人がいないと、どうすることも出来ません。
普段から、何かあった時のために「頼める人」を探しておくことは大切です。
天涯孤独の困ること!ペットはどうする?
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私が病気になったら、預かって!
と頼んだご婦人。
でも、そのご婦人が入院中になんと飼っていたワンちゃんは預かり先の家で亡くなってしまいました。
そうなると、もしもの時犬が亡くなったらと、犬の亡くなった時の受け入れ先まで預かってくれる人に伝えておかなければ、後悔が残ります。
もしも私の愛犬が亡くなったら、「ここに電話して、埋葬するように」と、そこまで頼んでおかないと、預かったほうも調べなくてはならなくなります。
役所に亡くなった犬をどうしたら良いかと聞けば、ゴミと同じ扱いをされ、燃やされてお骨も帰ってこないかもしれないのです。
高齢独身女性とペットの生活
70代でやはり一人暮らしの知り合いがワンちゃんと暮らしている女性がいます。
ワンちゃんは、もうすぐ18歳。
飼い主が元気なら元気なうちに看取れたらワンちゃんも幸せなんです。
先ほどの91歳の女性は入院中に愛犬が亡くなり、看取ることが出来ず悔やんで泣きはらしたと言ってました。
飼い主が高齢なら、ペットも高齢。
そうなると、介護もありえるし、もしも自分が倒れた時どうするかなど誰かに頼んでおくことは大切。
もしも、誰にも知らされず飼い主さんが入院になったらペットちゃんは行き場所を無くしてしまいます。
一人暮らしのペットを飼うときの注意
天涯孤独じゃなくても、一人暮らしでペットを飼う場合はかなり覚悟が必要です。
犬、猫は急に具合が悪くなることも少なくありません。
頼れるのは、飼い主さん一人だけ。
しかも、高齢の飼い主さんだとリスクは高い。
ご近所の94歳のおばぁさんは老犬を看取ってから老人ホームに入りました。
私がこの子を看取ってからじゃないと、施設に入ることも出来ないし、病気にもなれない。
そのワンちゃんが亡くなった後、ホッとしたわと言い、老人ホームに入った天涯孤独のおばぁさん。
若くても、若くなくても一人暮らしでペットを飼うにはリスクがありますし、犠牲にしなくてはならないこともあります。
ペットが具合が悪いからと、会社を何日も休むわけにはいきません。
今ペット業界では、60歳以上のひとり暮らしの人はペットを飼うことはNGになっているそうです。
それは飼い主さんのためでもあり、ペットちゃんのためでもあるんですよね。
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