月に数回老人ホームに行くことがあります。
今回は慰問に行ってきました。
「青い山脈」「かぁさんのうた」「ふるさと」他16曲くらい演奏してきました。
楽しそうに歌っているご婦人、またうつろな目で見ているだけの方。
そして、何も聞こえないのでただうつむいているご老人など等。
いつか私たちも年をとり、耳も聞こえなくなることもあるかもしれない。
その前に親!
親が生きているうちに後悔のないような対応をしておかなければと切実に思いました。
看護師さんの言葉に深い意味があった!
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今回看護師さんにいろんな心の持ちようを聞いてきました。
ここにいるご老人たちは、辛くて生きていたくない人もいます。
でも、家に帰れば娘や息子に優しい態度を受けていればそれだけで十分なのよ!
いくら私たちが優しい言葉をかけても、他人なのです。
赤ちゃんの時から育ててきた子供に、弱くなった自分に冷たく当たられることが一番辛いの。
介護や病院の付き添いなどでイライラして、親に冷たくするのが親にとっては一番つらい。
天国に行くときに、娘や息子たちに優しい言葉、優しい態度で愛されたという感覚を持って旅立つことが一番の親の幸せなのよ。
そう言われたのです。
他人の老人には優しくするけど、自分の親には冷たい私
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看護師さんの、子供から愛されているということが親にとって一番幸せだということを、学ばさせてもらった私。
老人ホームに行けば、他人様のご老人のお話のお相手をしたり優しくしているものの、実際は自分の親にはかなり冷たくしていることを反省しました。
これでは、天国に行った親は寂しいままなのだそうです。
私もきっと後悔をするかもしれない・・・
あの時、あぁしておけば良かった!
もっと優しく見守ってあげていたら良かった!
と。
でも、今さらね・・・
と思うもう一人の私もいます。
暴言を吐く毒親認知の母親に優しくできるだろうか?
見返りを求めない優しさを与え続けていれば、老後はきっと寂しくない
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与える!
誰にでも見返りを求めず、出来る範囲でただひたすらに与えること!
それがやがて自分の幸せとなって返ってくると聞いたことがあります。
中々難しいことです。
友人にもやってあげたから、とかお返しの言葉もないとか思わず、生きていけばきっと良いことがあるのかな。
ただ、老人ホームに通うことがあるたびに、親、そして自分の老後の行く末を感じずにはいられませんでした。
家に帰れば家族に見守られている幸せな老人もいます。
その反対の方もいます。
子供が先に逝ってしまった!
その後夫も亡くなってしまった!
何のために生きているのか・・・
早くお迎えに来てほしいというご老人の方が一人や二人ではないのです。
幸せに長生きをするということは、難しいのですね。